デリヘルは副業で経営できる？開業に必要なものも紹介
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最近、会社員として働いている方の中には、デリヘルなどの風俗店の経営に興味を持っている方がいます。デリヘルの経営には、経験・ノウハウが求められるので、副業の場合は工夫が必要です。

この記事では、デリヘルの経営を副業で行うことは可能であるのかについて、詳しく解説します。また、副業でデリヘル店舗の経営を始める場合に必要になるものや、開業時に決めておく必要がある店舗のコンセプトについても取り上げるので、ぜひ参考にしてください。

副業としてデリヘルを経営するのは、簡単なことではありません。副業で経営を行うことが簡単ではないのは、デリヘルの経営者には、さまざまな難易度の高い仕事があるためです。しかし、工夫次第で会社員など本業を行っている人であっても、副業でデリヘルの経営は行えます。

デリヘルのような風俗店の経営には、経営に関するさまざまなノウハウが必要です。通常は、デリヘルを開業して試行錯誤しながらノウハウを身につけます。しかし、副業の場合はデリヘル経営に専念できないため、経営ノウハウの蓄積が難しいです。そこでフランチャイズに加入することにより、フランチャイズ・グループが蓄積してきた経営ノウハウを活用できるようになります。

また、デリヘルでは女性キャストではなく、事務所で働くスタッフが受付や送迎などの仕事を行っています。デリヘルを開業した当初は、経営者自身がこれらの仕事を担うことが多いです。しかし、副業でデリヘルを経営する場合は、経営者が店舗運営に関する仕事をすべて行うことは容易ではありません。そのため、副業でデリヘルを始める場合は、デリヘル開業当初から受付や送迎、キャスト管理などの仕事を担当するスタッフを雇用する必要があります。

このような工夫を行うことで、会社員のような本業があり忙しい方であっても、副業でデリヘルを開業・経営することが可能になります。

個人の力でデリヘルの開業や運営を行う際に、必要な事前準備が分からないケースも少なくありません。デリヘルの開業・経営を行う場合、法律を遵守した上で事業を軌道に乗せることが大切です。そのためにも、ここで紹介する3つの準備をしっかりと行いましょう。

副業でデリヘルを開業・経営する際には、大きく分けて「開業資金」と「運転資金」の2種類のお金が必要になります。開業資金はデリヘルを開業するまでに必要な経費、運転資金は開業からの必要経費です。

主な開業資金としては、ホームページの制作費や事務所・待機所の物件契約費、届出代行手数料、送迎用車両のレンタル料、雑費などが挙げられます。事業が小規模であれば100万円程度から開業できますが、一般的な開業資金の相場は約200万～300万円です。ほかの業種と比べて金銭面での敷居が低いとは言え、ある程度余裕を持って用意しておくと安心感があります。

デリヘルの主な運転資金は、人件費や水道光熱費、通信費、営業広告費、求人広告費、物件の維持費などです。オープン直後は運転資金が利益を上回り、赤字が続くケースも少なくありません。オープン後も継続的に運転資金が必要になることを考慮し、あらかじめ一定の資金を確保しておくことが大切です。

デリヘルは経営者と女性キャストがいれば開業できます。しかし、経営を成り立たせるためにはある程度の人材確保が欠かせません。ただし、求人募集をかけてからすぐに条件の合う人材を採用できるとは限らないため、開業前からしっかりと準備しておくことが大切です。

デリヘルでは、キャストはもちろん、電話対応やキャストの送迎といった仕事を担うスタッフの確保も不可欠になります。風俗業界に伝手がある場合は、人材を紹介してもらうことで経験豊富なキャスト・スタッフを確保しやすくなるでしょう。

人材確保の手段として最も一般的なのは、求人広告媒体を利用することです。求人広告費はかかるものの、求職者の目にとまりやすいという大きなメリットがあります。求人広告を通して募集要項だけではなくお店のコンセプトも伝えられるため、コンセプトに適した人材を集めやすいのも強みです。

また、SNSやブログも人材募集の情報発信に利用するとよいでしょう。

デリヘルは「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律（風営法）」に則って開業・経営する必要があります。まずは所管の公安委員会で、風営法に関する申請書類を提出しましょう。

デリヘルの開業で準備すべき書類は以下の通りです。

引用：警視庁「性風俗関連特殊営業、深夜酒類提供飲食店営業の届出」2024/07/25

法人として開業する場合は、上記に加えて定款や法人登記事項証明書、役員全員の住民票の提出が必要になります。また、待機所や受付所を設ける場合は、追加の書類が必要です。申請書類は所轄の警察署によって異なる可能性があるので、事前に確認しておきましょう。

万が一届出を怠った状態でデリヘルを開業・経営すると、懲役や罰金が科される可能性があります。心配な場合は法律の専門家に相談するのも手段の1つです。

デリヘルの経営を成功につなげるためには、「お店のコンセプト」をしっかりと考えることが大切です。代表的なコンセプトとしては、以下のような内容が挙げられます。

コンセプトが定まっていないデリヘルはお客さんの興味を引くのが難しく、せっかく開業しても稼げない可能性があります。副業でデリヘルの経営を始める際には、次に紹介する2つの観点からコンセプトを考えるとよいでしょう。

自分が経営するデリヘルがどのようなお店かを新規顧客に伝えるためには、自己分析が欠かせません。自己分析とは、自分がどのようなスキルや価値観を持っているか、どのような趣味・関心があるかなどを客観的に見つめ直すことです。

例えば、自分にとって興味・関心が強い分野であれば、同じ嗜好を持つ人の心を掴みやすいでしょう。本業やほかの仕事で獲得したスキルやノウハウがある場合、自身の強みとしてデリヘル経営に生かせる可能性があります。また、経営者としての理想の姿や目標を明確化することで、自分やお店が進むべき方向を決めやすくなるでしょう。

自己分析は大切ですが、経営者が独りよがりなお店を作ると、市場の需要と合わずに失敗する恐れがあります。そこで、顧客分析を行って需要を理解し、顧客の期待に応えるコンセプトを作ることが大切です。

顧客分析を行う際には、最初に顧客となる層の年代や性別、収入層といったターゲットを特定する必要があります。そして、ターゲット層は何を求めているのか、どのような時間帯の需要が高いのかなどを調査・分析し、サービスに反映させることが重要です。

合わせて競合他社を分析して成功の要因を学び、コンセプト作りに生かすとよいでしょう。ただし、他社のコンセプトをそのまま模倣すると顧客に「あの店のコンセプトをパクっている」と思われるリスクがあります。他社のコンセプトを参考にしてコンセプトを作る場合は、少しずらして差別化を図るのがポイントです。

会社員などとして働きながらデリヘルの店舗を経営するのは、簡単なことではありません。しかし、工夫次第で副業としてデリヘルを経営することは可能です。具体的な工夫の例としては、フランチャイズに加入して経営のノウハウを学ぶことや、開業当初から男性スタッフを雇用することが挙げられます。

また、デリヘルを開業する場合は、資金・人材・申請手続きが必要です。必要なものを揃えて、スムーズにデリヘルの開業作業を進めましょう。